仲間…2

7/11
前へ
/121ページ
次へ
「はい、えっと、種族は特にありませんが、魔法みたいのなら基本なんでもできます。主に使うのは風ですね」 そう言って、軽い風を紅葉におくる。 「わぁ…涼しい…」 「…炎なども扱えますが、あんまり使わないので基本的なコトより少しできるくらいです。以上、よろしくお願いします。」 カタン、と秀一が座る 「………」 「どうしたんですか?? 次は瞬夜ですよ」 「…チッ」 軽く舌打ちをして立ち上がる瞬夜。 「…俺の名前はさっき教えた。種族なぞ知らない。主に使うのは氷と炎だ。」 「氷と炎??」 ガタッと座る瞬夜に問いかける。 「……そうだが」 「真逆なんだねー。」 「……………」 「…次は紅葉ですよ。」 「あ、はぁい」 と、返事をして立ち上がる。 …立ち上がる意味はないのだが。 「私、紅葉って言います。普通にこうようって書いて紅葉って読むよ。 種族はぁ…んーなんていうかなぁ…人魚??」 《∑人魚!?》
/121ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加