= ProLogue =

6/6
前へ
/36ページ
次へ
 撃ったのは赤い髪の女。手に持つ銃を次のターゲットへと向ける。 「まっ、待ってくれ!!俺達は雇われてるだけなんだ!!た、頼むから殺すのは止めてくれ!!」  銃口の先にいる男は先程撃たれた男を一目見ると、慌てた顔で前に出てきた。  赤い髪の女は迷う事なく銃の引き金を取り、男は額から血を流し前に倒れた。 「ここにいた人も同じ事を言ったわ。」 「ふふふっ、それに誰に雇われてるかなんて、わかってるわ。そのスーツを見たら……ね?」  クスクスと笑い、青い髪の女は近くにある死体を見下ろし、ショットガンのように全長の長い銃を残りの4人へ向けた。  赤い髪の女が口を開く。 「今回の目的ではないけど、関わってる以上あなたたちには死んでもらう」  眼光は鋭く光り、火花が散った。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加