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『名前を入れてください』
真っ暗闇に浮かぶ発光板にはそう書かれていた
「は?どういうこと?」
『【は?どう】様でよろしいですか?』
「いいえ!いいえ!!」
『名前を入れてください』
夢?
マンガみたいに頬を抓ってみる
「いだだだだだ!!」
『【いだだだ】様でよろしいですか?』
「いっいいえ!!」
何なんだマジで…
まぁ、一応自分の名前言っとくか…?
「つかさ」
『【ツカサ】様でよろしいですか?』
「あ、あぁ」
シュンッと、発光板は消えた
「何だよマジで…ここはどこなんだ…」
と、俺の体に異変が起きる
俺の体が宙に浮き、空中で横になったかと思うと、背中にフワッとしたものがあたり上からも何か柔らかく軽いものが被さってきた
いずれも、自分の目で確認はできなかった
真っ暗だから
「ちょ!!身動きがとr――――」
急に意識が遠退き、やがて俺は気を失った
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