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「美夕里に気があるなら不安にさせないであげて。」 俺にも一言言い残していった。 その事に美夕里は気付いていない。奥さんとやらに帰り際に耳打ちされたことで頭いっぱいのようすだった。 不安か… 今日約束キャンセルしたせいか ごめん、美夕里 そう思うと自然に頭を撫でていた。 正直俺だって不安だ 美夕里、俺はどこまで踏みこんでいい 君を大事にしたいと思う反面早く俺のものにしたい 俺だけのきみに 君の小さい耳に「好きだよ。」そう囁いて、振り向くと同時に優しい触れ合うだけのキス それから、頬を撫で、手をうなじに滑らせ、君が蕩けるまで俺の想いを唇で伝える そうしてしまえたらどんなに楽か 暴走ぎみの想いが妄想を現実にしようとする
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