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それからと言うもの、毎朝の通勤電車ではつい彼女を探してしまう。 彼女いつも見かける場所あたりにいないなと思っていたら、電車が駅に停まり、人がなだれのように入ってきた。 本当に満員電車は嫌になるとため息がでる 彼女も見つからないし、暇だ 窓の外を眺めると、 木々が生い茂り活気溢れ、太陽が眩しすぎる。 あぁ、もう初夏なんだと、夏の到来を感じさせた。 手持ちぶたさで、読みかけの本でも読むかと鞄から小さい単行本を出し、読み始める。 あぁこの本面白い お笑いって意味じゃない、世界観が楽しめるって意味だ と誰に何にも言われてないのに一人で心の中でつっこんでいた
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