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皐月は両親が亡くなった後、親戚に引きとられたそうだ。
だが親戚と馬が合わなかった皐月は、夜道をさ迷うようになった。
そこで声を掛けたのが、当時20歳のキャバ嬢の麗華だった。
麗華は、まだ中学生だった皐月を拾い溺愛した。
だが麗華には、裏の顔があった。
麗華は持ち前の美貌で男から金を騙し取っていたのだ。
そのボディーガードをしていたのが、キャバクラのボーイとして働いていたリョウだ。
リョウの実年齢は、皐月より4つ上の当時高校生で、ケンカに明け暮れる不良だった。
麗華の為なら何でもした。
今回の私への被害のように。
麗華を心から愛し、麗華と共に歪んでいった。
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