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障害児のいる家族って、いろんな問題を抱えていることが多い。
親が我が子を我が子だと認められなかったり、我が子を可愛いと思えなかったり、我が子を家から一歩も出せなかったり、兄弟に障害があるってだけでいじめられたり。
そういう隠れているものを少しずつ引き出して、それを親身になって、一緒に悩み、一緒に考え、一緒にこたえを出してくれる。
障害がある子を抱えている人の悩みって、わからない人には全くわからない。
私も親兄弟に話したことがあるけれど、わかってもらえなくて、余計に辛い思いをしたことがある。
だからこういう時間を設けてくれることは、物凄く嬉しくてありがたいことだった。
最近なずなは家で過ごしている時間はほとんど『うぇーん』と甘え泣きをする。
今回はその話をした。
そしたら職員いわく、
たんぽぽ園では常に誰かしらが、なずなの相手をしているか抱っこしているのに、家に帰ったらベッドに寝かされ、ほぼほったらかしにされている。
だから甘えて泣くのだと。
恐らく正解だ。
確かに抱っこしたり相手をしたりすると、泣き止むしニコニコと笑う。
障害があるなしに関わらず、こんな風になる子はたくさんいる。
家とたんぽぽ園を使い分けるようになるまで、しばらくはなずなの頑張りに期待するしかなさそうだ。
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