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そんななずなの笑顔がもっとも輝く場所であるたんぽぽ園の一日の流れとは……
朝の会の時に一人一人名前呼びをして、声が出る子は「あ」でもいいので一言声を発するまで、出ない子は手をあげるまで、両方ともできない子は表情が変わるまで、職員さん、子供たちが気長に待つ。
どんな障害のある子供でも、その子に合ったあいさつの仕方を教えてくれる。
正直いって、私はこういう子達はあいさつなんてできないって思っていた。
普段からなずなに「おはよう」と言うことがあっても、その返事を求めたことがなかった。
でもこのたんぽぽ園ではその子その子でできることを探して、それを伸ばそうとしてくれる。
親である私にでさえ気付かなかったことを教えてくれた。
そして午前は遊びの時間として毎日やることが変わる。
紙くず遊びに、粘土遊び、豆遊び、積み木遊び、絵の具遊び、音楽リズム、そして体育。
いろんな遊びの中で、いろんな可能性を引き出してくれる。
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