出逢い

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例えば豆遊びでは、大きなたらいに2杯分ほどの大量の炒った大豆を使って遊ぶ。 たくさんの豆が入った桶の中に足を突っ込んで、豆に触れることによって感覚遊びをしたり、 カップに入れた豆を滑り台から滑らせて、視覚・聴覚を働かせてみたり、 タンバリンの上にジャラジャラと落として楽器遊びをしたり、 ほんとに色々な方法で遊ばせてくれる。 でもこれは、実は片付けがかなり大変だったりするんだけれど。 でも遊びで使うもの(豆、粘土、紙くず……etc.)を、フルに活用させてめいっぱい遊ぶのがたんぽぽ園での遊びの時間の楽しみ方なのだ。 そして昼食。 食事にはだいたい子供1人に職員1人がついて、その子その子のペースに合わせてゆっくり進めていってくれる。 15分で食べ終われる子もいれば、1時間半かかる子もいる。 なずなもチュービングの時間が、1時間ちょっとかかるから、中でも遅い方だ。 そして食べ終わった子から遊びの部屋へ移動し、自分の好きな遊びをする。 なずなは音の出るおもちゃで遊んだり、職員や他のお友達とおままごとしたりすることが多いらしい。 そしてみんなが揃ってから、その日によって、手遊びしたり、紙芝居を読んだり、楽器遊びをしたり……する。 最後にさようならの歌を歌っておしまい。 これがたんぽぽ園での1日の流れである。
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