理奈

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小夜は下着まで全て脱ぎ全裸になった。 「ほう…これはこれは…」 小夜の引き締まったスレンダーなボディを見て士官は言った。 「一度東洋人とヤってみたかったんだ…よしいいだろう…そっちの白人の女は見逃してやろう…」 二人の士官はそう言うとアリシアを手錠で拘束すると、小夜を隣の部屋へとつれて行った。 部屋に入るなり小夜はベットに押し倒され、二人の士官にレイプされた。 入れ替わり立ち代わり二人の男の欲望の捌け口にされたが、小夜は表情一つ変えなかった。 小夜は戦場に出たときから凌辱されることも死も全てを覚悟していたのだ。 「ふぅ…中々よかったぞ、また明日相手をしてもらおうか」 士官は小夜の耳元でそう言うと兵士を呼んだ。 「私だ、捕虜を独房へ連行しろ」 士官は受話器を置くと小夜に服をきるように言った。 小夜は無言で服を着た。 コンコン 「ニール伍長、参りました」 「あいているぞ、入りたまえ伍長」 「失礼します!」 そう言って兵士は部屋に入ってくると、小夜とアリシアを独房へと連行した。 そして小夜とアリシアは隣り合わせに別々の独房へ入れられた。 兵士が去ると小夜がアリシアに声をかけた。 小夜「アリシア…怪我は大丈夫か…?」 アリシア「…」 小夜の問いにアリシアは答えなかった。 小夜「アリシア?」 アリシア「…」 小夜「…」 そして暫く沈黙が流れたが、アリシアが口開いた。 アリシア「お前が殺した…」 小夜「ん?なんだアリシア?」 アリシア「お前が健二を殺した…」 小夜「…」 アリシアの言葉に小夜は黙ってしまった。 アリシア「私はお前と健二を撃ったミュラーと言う男を許さない…」 小夜「…すまないアリシア…全ての責任は隊長である私の責任だ…」 アリシア「必ず殺してやる…お前もあの男も…」 アリシアは虚ろな目で何度もそう呟いた。 小夜「アリシア…」
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