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小夜は罪悪感、アリシアは憎しみでもう二人は言葉をかわすことはなかった。
小夜は来る日も来る日も毎晩のように男達の慰みものにされる日々が続き1ヶ月が過ぎた頃だった。
コンコン
「大尉、捕虜を連れてまいりました!」
士官「うむ、入りたまえ」
小夜を連れた兵士は部屋へと入った。
士官「ご苦労、下がっていいぞ」
兵士「は!失礼します!」
小夜をおき兵士は部屋を出た。
士官「さて、今日は何をしてもらおうかな」
士官は小夜をなめ回すように見ながら隣の部屋へと入った。
小夜はベットに押し倒され、士官に服を脱がされた。
士官が豚のように小夜の体をなめ回した時だった。
コンコン
「アベル大尉いるかね?ミュラーだ」
いきなりドアをノックされた士官は思わず声を出してしまった。
「た、大佐!」
ミュラー「失礼するよ」
ミュラーはそう言うとドアを開けた。
部屋に入ったミュラーの目に飛び込んできた光景は、小夜が裸にされアベルが小夜に馬乗りになっている物だった。
ミュラー「…」
アベル「た!大佐!こっこれはその違うのです!」
必死に言い訳するアベルだったが、ミュラーの顔はみるみるうちに怒りに満ちてきた。
ミュラー「貴様…何をしている!」
アベル「ひっ!大佐!違うのです!これは捕虜のボディチェックをして…」
アベルがそこまで言った時だった。
バシッ!
ミュラーがアベルを小夜の上から殴り飛ばした。
ミュラー「貴様!恥をしれ!」
アベル「大佐!こっこれは!こっこれは!」
ミュラーはアベルの胸ぐらを掴み言った。
ミュラー「何時からだ…何時から彼女を辱しめている!」
アベル「大佐!私は断じて辱しめてなどおりません!」
ミュラー「貴様!この期に及んでまだ言うか!」
ミュラーの鬼の形相にアベルはただ横に首を降るしかできなかった。
ミュラーとアベルのやり取りを小夜は横目で見ながら、下着をはいた。
ミュラーはその姿を見て、自分の着ていた上着を小夜の肩にかけた。
ミュラー「彼女は私の管理下に置く!指一本触れてみろ…二度とこんな事は出来んようにしてやる!」
ミュラーはそう言うと小夜を連れ部屋を出た。
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