理奈

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ミュラー「これは失礼しました」 ミュラーは小夜の肩にそっと手をそえると。小夜を隣の部屋へと連れて行った。 ミュラー「とりあえず、シャワーでも浴びるといい、服は今女性物を持ってこさせる」 ミュラーはそう言いながら小夜をシャワールームへと案内して、ドアをしめた。 五百部「大丈夫ですかな彼女は…だいぶ暴行を受けたようですが」 ミュラー「お恥ずかしい限りです…私の部下が彼女に乱暴していたようです…」 五百部「そうですか…やはりどこの軍でも同じようなことが行われているのですな…」 コンコン… ミュラーと五百部が話しているとドアをノックする音がした。 ミュラー「入りたまえ」 ミュラーがそう言うと部屋のドアが開き一人の女性兵士が入ってきた。 「失礼します大佐、服をお持ちしました」 ミュラー「ありがとうフィーナ、バスルームに置いておいてくれたまえ」 フィーナ「はい、大佐」 フィーナと呼ばれた女性はバスルームへと行き服を置くと帰ってきた。 フィーナ「大佐また人助けですか?」 ミュラー「人助けなんて御大層な物では無いよ、彼女は酷い扱いを受けていたからね…此方で保護しただけさ」 フィーナ「ふふ…大佐照れているのですか?」 フィーナが悪戯な笑みを浮かべミュラーに言った。 ミュラー「こらこら、大人をからかうものではないぞ」 フィーナ「はい、大佐」 フィーナはまたしても悪戯な笑みを浮かべる。 フィーナ「では、ミュラー大佐、五百部大佐、失礼します」 フィーナはそう言いながら部屋から出て行った。 ガチャ フィーナが去って直ぐに小夜がシャワルームから出てきた。 ミュラー「ちょっと君には子供っぽかったかな?」 ミュラーは小夜の服みて言った。 小夜が着ていた服は真っ白なワンピースだった。 ミュラー「すまないね、それは服を用意した女性のプライベート用の服なんだ」 小夜「いや、服なんて何でもいい」
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