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小夜「よし!だせ!東条!!」
小夜の掛け声と共に、シャーマンが勢いよく岩陰から飛び出す。
そしてそれに2両のシャーマンが続く。
小夜
佐山
アリシア《小夜、囮になるのはいいけど、私の彼をあまり危険な目にあわせないでね》
佐山
東条
小夜
佐山
アリシア《了解》
小夜の言葉に各機散開した。
東条「で?どうするよ?」
小夜「正面から突っ込め」
東条「いや~相変わらずバカだね~」
小夜「さっさと突っ込め」
東条「ドイツ戦車相手に正面から突っ込むかね~でもよ…嫌いじゃねぇぜそう言うの!」
東条はそう言うと車両を敵ティーガーⅠ目掛け、全開で走り出した。
小夜「回避のタイミングはまかせる」
東条「おう、任されちゃうぜ」
小夜「川口、射撃は任せる」
小夜はスコープを覗く男に言った。
川口「はいよ、ようするに全てお任せね」
川口はそう言うとトリガーを引いた。
ズドン!
シャーマンの砲から放たれた弾は一直線に敵ティーガーⅠ目掛け飛んでいき、正面装甲にヒットした。
東条「ひゅ~流石」
東条「で、大抵このタイミングで撃ち返してくるんだよな」
東条はそう言いながら車両を軽く左に向けた。
ボンッ!
その瞬間敵ティーガーⅠの砲が火を吹いた。
その弾は小夜達のシャーマン右5メートル付近に着弾した。
東条「な?」
小夜「な?では無い…敵はかなりの腕だ…」
川口「いまさらそんな事言ってもしょうがないでしょ、それよかさ弾入れてよ弾」
川口の言葉に小夜は無言で弾を装填した。
尚も小夜達のシャーマンを敵弾が襲う。
それをスラロームしながらかわす。
東条「けっ!クソうぜぇ」
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