Chapter3

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(これ、お前にやる。向こう出る時ストリートで買ったものだ、日本に着いてからそれにそっくりな奴がいたらそいつにやろうと思ってた。記念に取っとけ) 『そっくりなやつって……私!?』  氷室の言葉を思い出して、はっとなる。  ドクロのキーホルダーなんて衝動買いにしても趣味が悪すぎる。  黙っていれば誰もが振り向く美男子なのに……。 『絶対こんなの付けないんだから! 馬鹿ぁぁ!』  悠里はますます脱力してパソコンに突っ伏した。
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