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「なぁ、クラスは違うのか?」
確か一緒のクラスだったな…でも今ここで教えるのもな、後で一緒だと知ったときの驚いたこいつの顔も見たい…
「それは明日の楽しみだろ…」
「……そう、いいや先生に聞くから」
!そーいや悠陽は担任と一緒だったな
くそっ
「同じだよ!」
「…………」
「今あからさまに嫌な顔したよな?」
「……シテナイ、うおっ!」
嫌な顔をされてイラッときたがそれとは別の何かがザワザワしていてイライラする……なんなんだ
そんな感情が俺を動かして悠陽の事をソファに押し倒した
押し倒された事への動揺か悠陽は眼鏡の奥の灰色の瞳を揺らして見てくる
「俺と同じクラスは嫌か?……悠陽」
耳元に顔を近付けて囁くように話すと
悠陽の身体がピクリと動いた
「ひぅ!」
「耳弱いのか?悠陽」
「は、話す……な」
「顔真っ赤だぞ」
顔をトマトみたいに真っ赤に染め睨んでくる
「てい!!」
俺が油断した隙を狙って悠陽が
俺のを蹴りやがった…
「っぐ!」と声をもらしてそのまま先程まで悠陽が寝ていたソファの上にうつ伏せに伏せるとバタンと扉が閉まる音がして部屋は静まり返った…
覚えてろよ………
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