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階段を下りた後、そのまま玄関へ向かうと丁度リビングから出てきた母て出くわした。
俺はそのまま素通りしようとしたのだが、いつの間にか母に腕をガッチリ捕まれていた。
『何?』
聞くと母はニッコリ笑う。
我が母ながら可愛い。見た目も若いからよく彼女に間違えられる。
母を見ながらそんなことを考えていると、ニコニコ笑いながら母が口を開いた。
「明日から、杜若学園に入学しもらいまぁす!」
『は?』
間抜けな顔をした俺に母は更に笑みを深め
「全寮制の男子校なんだけど、経営してるの弟でね。まぁちゃん入学させてって言ってまぁちゃんの成績表見せた即OKしてくれたのぉ!」
『へぇ、そっかぁ』
今、俺が反論すると思ったやつ、残念だが無理だ。
この人に逆らうとか自殺行為だから。
俺まだ死にたくないし←
まぁ、受験勉強しなくて良くなってラッキーとでも思っとこ。
うん。
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