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数日後じーさんの容態が急変した
「大丈夫なのか?」
「ゴホゴホッ…嘘ついてもしかたないか…」
じーさんは目に見えて弱ってきている
もう起き上がることすらできない状態だ
「もうじき儂は死ぬじゃろう」
「やっぱり…」
唯一俺の味方でいてくれたじーさんが死んでしまう
そう考えたら涙が出てきた
今までじーさんの前で泣いたことなんてなかったのに
「酷い顔しとるの…けっさくじゃ…ゴホゴホッ」
じーさんは薄く笑った後にまたむせはじめた
「うるせーよ」
悪態をつきながら服の袖で涙を拭う
「なあレオン…おまえはかなり昔に別の世界に行く方法を見つけとるだろ」
じーさんに指摘されドキッとした
昔から陰口を叩かれ続けいっそ俺のことを誰も知らない世界に行けないかと調べたことがあった
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