序章

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「魔王様!魔王様!」 「………」 「魔王様!」 「……なんだ」 「一部の魔族が勝手に人間と手を組あっちこっちで戦争を起こしています」 「おまえらに任せる」 「かしこまりました。失礼致します」 部屋が静かになった 「なんで争いなんか起こすんだよ。好き勝手やりやがって」 またこれで人間に嫌われる ただでさえ魔族だからと意味嫌われているのに それになんでオレが魔王なんだ 魔王と呼ばれるのが嫌いだ 人間に最も恐れられている せめて魔王でなくジルナークと名前で呼んで欲しい オレは人間と争いたくはない 人間と仲良く暮らしたいのに 一部の魔族のせいで人間と近づくことができない もう魔王として生きるのはいやだ オレはもう魔王をやめよう 人間と仲良くなれるように色々ためしたが毎回一部の魔族のせいで台無しにされる オレは誰にも告げず城から姿を消した
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