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「うげぇっ」
取ったコップを傾けて一気に飲むと思わずそんな声が漏れた。
おー、一気だぁ。なんて言いながら冷めた目で見てくる千里をにらんだ。
「これ・・・何入れたの」
「えーっと、コーラと」
（と？何そのつづく言葉怖いんだけど）
「メロンソーダとオレンジジュースとジンジャーエールとウーロン茶」
「道理で濁り具合が半端ないわけだ」
淹れたのは一つじゃないだろうと思ったけど、詰め込み過ぎな量に何か言う気が失せた。むしろこのコップに今言ったのが全て入ってると思うと絶妙な量の加減に感心するくらいだ。
「はぁ・・・。なに、嫌がらせ？」
「違うよぉ」
にこりと含みのある笑顔で千里は言った。ウーロン茶に砂糖とミルクを淹れながら。
「罰ゲームだよ」
対外こいつも性格が悪い。
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