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「隠し味にほんの少しの愛情の醤油ブレンド」
「罰ゲームを受ける覚えはないんだけど」
口の中に残る何とも言えない味に彼女のコップのウーロン茶・・・を二口ほど飲んだ。
「嘘つき続ける罰」
「嘘ってどのこと言ってるの」
「永井くんに対しての全部」
ぐっと言葉に詰まった。
だけど同時に唇を噛み締めた。
「・・・どうして私が罰を受けなきゃいけないの」
「永井くんが全部悪いって言いたいの?」
返事も頷きたくもなかった。
でもそれだけで彼女は私の無言を肯定ととるだろう。
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