強制恋愛:little girl

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確かに私だってこんな豪快にビールを飲む女は彼女としてどうかと思う。 友人としては豪快な飲みっぷりを褒められても、それが彼女だと別問題だ。 二人で食べに行っても遠慮なくぷはぁやる女だよ。 そりゃ引くわ。 そりゃ若い女の子に逃げるわ。 って21の私より若い女の子なんて高確率で未成年だわ。ロリコンかっ。 うがぁー!!あいつなんか大嫌いじゃーっ! 「・・・うぅ、絶対に別れてやる」 「あはは。もう意地じゃんそれ」 「そうだよ、意地だよ。青春の若いひと時を私なんて相手にしない浮気男に潰されたくないの。刻一刻と年は取ってるのー!」 数時間前。ひたすら散歩していて日が暮れてきたころ。 今日は友達と飲みに行くからもう行くって言ったら「あっそ」だよ。あげくに、 「僕も用事があるからちょうどよかった」 ってひらひら手を振りながらあっさり去って行った。 浮気相手のところでしょ。どうせ浮気相手のところでしょ。 「またね」なんてもう会いたくないわ。 にじむ涙。それを隠すようにあいつにバーカって叫んでやった。
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