限界

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幸い、その女優はアタシが録画して見入るドラマには出演していなく、テレビをつけていても、その顔は滅多に見ない。 アタシは壊れていく…。 大嫌いなその女優の為に、けれどなーくんに嫌われたくない、そんな想いで、自ら出来る事を考えて、遠くから協力していた。 滅多に来なくなるメール。 滅多に会えないなーくん。 たまに電話が来ても、その会の話しばかりだ。 『今度は営業かけて行くよ。俺、営業部長に就任だよ(笑)。○○さんからも営業部長って呼ばれてるよ(笑)』 アタシはうまく笑えない…。
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