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当時、今よりも恐い人は沢山いて、
『何でお金払ってるのに教えなきゃならないの』
という風潮だったので、色んな人を見ながらその人達のやり方を盗み見し、仕事を覚えて行った。
景気も今よりは全然良くて、仕事も多かった。
必死だった。
仕事も覚え、立場もアシスタントからスタイリストとしての仕事になり、
落ち着いた頃なーくんに、お気楽なフリースタイリストと言われた。
悔しかったし、悲しかった。
今思えば、もっとこの事でアタシも怒っても良かったんじゃないかと思うけど、なーくんを怒らせてしまった事の方が重大で、悔しいけど、怒れない…
そして、翌日からもなーくんからの連絡は一切無く、悶々とした眠れない日々が続く…。
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