第1章 捜し物

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「守護霊ですよ。翠菜さんの事をずっと見守るって言ってます」 「…………」 「あたしも兄も、霊感がある程度あるからこそ、こんな普通じゃない仕事をしているんですよ」 「そう……なんですか」 「それはそうと……翠菜さん、学校はいいんですか?」 「え?」 沙耶が指差す壁掛け時計をみると、いつの間にか普段ならもう学校についている時間になっている。 「わ、あ、い、行かなきゃ!」 「落ち着いてください」 「じゃあ、ありがとうございました!!」 「はい、ご利用ありがとうございました。また何かあったらいつでも来てください」
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