第二章 つきもの

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零夜がお茶を淹れて戻ってくると、彼女は落ち着かないようで辺りを見回している。 ここに来るのは三度目のはずだか、未だに慣れないらしい。 「どうぞ」 「あ、ありがとうございます……」 翠菜と向かい合うようにソファに座り、彼女が一息ついたあとに改めて訊ねる。 「それで、今日はどういった相談で?」 「………私の、親戚のことで……」
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