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そこから僕とすずねは元のように戻った。
すずねは大学で発表やらレポートの提出が立て続けにあり、そちらに集中することにしたらしい。
夜道は暗いので一緒に帰るようになった。
帰り道ではいろんな話をした。先生が遅刻したとか、友達がキャベツと間違えてレタスを買ったとか…。
夜道だったのではっきりとはわからないけど、表情や声の調子が
嫌がらせにあう前の明るいすずねのもので
僕は本当に嬉しかった。
幸せだ。
このまま、僕の行いをすずねが知らないまま
落命できたらいいのに
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