撫で斬り

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「あら白夜…どうしたの、顔が真っ青よ?」 「いや…少し人間という垣根の大きさを感じてな」 「???」 部室に戻るなり心配気に訊ねて来たリアス嬢に、軽く右手を上げて返す 「多分、兵藤はしばらく戻らんと思う…(下手したら喰われて永遠に戻らないかもな…)」 「そう…じゃあ白夜、貴方にもちょっと働いて貰おうかしら」 「俺が…か?」 軽く首を傾げ、朱乃嬢に視線をやる 「私とリアスも同行いたしますから大丈夫ですわ」 「…」 それは裏を返せばリアス嬢が監督して、ヤバい時は助ける必要がある仕事って事だと言っている気がするが… 「本当は朱乃と私で行くつもりだったんだけど、貴方の実力を測ろうと思って変更したの」 腕試し…って訳か、面白い!! 「…了解した、得物等に制限は?」 「ありませんわ」 「行きましょ、時間が空けば被害が広がるわ」 「被害って、おいおい…」 相当ヤバいのと戦わせる気だな、この女… 『ならば話は簡単ですな』 まぁ、極めて単純な事だわな 『我々の力を見せつけてやりましょうぞ!!』 そういう事だ 「ちょうど良い、俺の神器の説明も少しはしょり過ぎてな…実演してやろう」 そう言って陣羽織を出現させる
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