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「うぉぉぉぉぉ!!俺、やります!!
上級悪魔になって俺のハーレムを作って見せるぜぇぇぇぇ!!」
「その調子よ、イッセー!!」
ソファで足を組み、優雅にコーヒーを堪能しながら兵藤の欲望丸出しの叫びを聞く
無関係なので空気になって聞き流していたところ、兵藤の異常なスケベ心と悪魔の昇格システムを利用して巧みにグレモリー嬢が眷属の契約を結んだ
(これぞまさに悪魔の笑み、悪魔の契約…ってヤツか)
フッと脳裏をよぎるくだらない洒落をバッサリ切り捨て、再びコーヒーを一口含む…うむ、美味い
「うふふ、白夜さんって近くで見るとやっぱり逞しいですわね♪」
「朱乃嬢、逆セクハラはやめていただけるかな」
蠱惑的な声と共に胸板を撫で回す朱乃嬢の手を掴んで止めると、兵藤のところへ足を運ぶ
「お取り込み中すまないが、兵藤」
「へっ?なんスか、白夜さん」
黙って兵藤の頭を掴んで固定すると、ゆっくりと目を閉じる
「目を閉じろ、今からお前の力を増幅させる」
「は、はぁ…」
「溜まった力を意識して、それを解放しろ…」
「はい!!」
兵藤の返事に合わせ、部室に有る全ての法力を凝縮して体内に練り込む
「行くぞ…」
短く告げ、掴んだ手からゆっくりと凝縮した高濃度の法力を流し込む
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