神父×神父×神父

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(ん~…まぁ、試作品だが上出来と言ったところか) 消えたシスターのいた場所を見ながらぼんやりと評価を下す 「フリード、何ごっ…!!」 「おや?見た事のある面々だな」 「き、貴様は…!!」 「こんばんは、堕天使の皆さん方」 窓から飛び込んで来て、俺を見るなり身体を強張らせる堕天使…レイナーレ、カワラーナ、ミッテルト、ドーナシークの四人組に優雅に一礼をすると、床に伏したままのフリードを指差してやる 「お探しの人はアレかね」 「っ…!?貴方がやったの…!!」 「ご名答 ただし、その馬鹿が襲い掛かって来たのだから正当防衛だがね」 そう言って腰に差したナイフの柄をポンポンと叩いて見せる 「人間、1つ問うぞ…この人間の他にシスターがいた筈だ、その娘をどこへやった…」 「さて、な…」 「答えろっ!!」 不敵に笑いながら惚ける俺に業を煮やしたドーナシークが声を荒げて詰め寄る 「答えないと言うのならば…貴様を殺してでも吐かせてやるっ!!」 ドーナシークは右手を振りかぶると光槍を出現させ、俺の首筋に先端を突き付けて凄味を利かせる 「くくく…」 そんなドーナシークの姿に思わず笑い声が漏れる 「なにがおかしい…!!」 「勇ましいのは大変結構だ、堕天使さんよ…だが1つ、大事な事を忘れて無いかね」 「大事な事だと…?」 「あぁ、とても大事な事だね」 俺の言葉がいまいちピンと来ないのか、怪訝な顔をするドーナシーク…それがとても愉快で、俺は更に笑みを深めると、再び口を開く 「それはだな…」 そこで言葉を区切ると、陣羽織を出現させる 「貴様等が俺に喧嘩を売った時点で、お前達の命運は尽きてたって事だ…!!」 そう言って法力を体内に練り込むと、陣羽織が真紅に染まる 「武田赤備えの力、今こそ見せてみよ…山県昌景」 『御意に!!』 力強い声が脳裏に響き、右手に長槍が現れる それを両手で握り直すと堕天使達へと槍を構え 「武田赤備え筆頭、山県昌景…いざ、参る!!」 神速の踏み込みと共に、槍を繰り出した
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