神父×神父×神父

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民家の屋根から屋根へと飛び移りながら移動する事数十秒、姫島宅の目の前まで到着する だが、姫島宅の門を潜った時、重大な事に気が付いた (そういえば…鍵開いてんのか?) いつもは朱乃嬢を見送った後、家で日中家事をこなして夕方に合鍵で施錠をしてオカルト研究部へと向かっていた しかし、今日は朱乃嬢と一緒に学校行ったんで朱乃嬢が施錠をした為、合鍵を持っていない つまり… 「…やめよ、ダメなら境内を借りれば済む話だ」 『御館様、現実逃避はあまり良くありませぬぞ?』 (うるせぇ、それとさりげなく思考を読むな昌景!!) 昌景のツッコミに脱力感を感じながら、ゆっくりと姫島宅の玄関のノブに手を掛けて回す するとドアは軽い金属音と共に軽快に俺を迎えて開いてくれる 「…ん?」 逆にそれが違和感を感じ、開ける手を止める おかしい…いくら俺が時間稼ぎをしたとはいえ、朱乃嬢が帰るには少し早すぎる (ちっ、下手すればまた一悶着ってか…) 『主、誰か供を』 (ああ) 一応陣羽織に直茂を宿し、腰から鉄扇を引き抜くと止めていた手を動かし、一気にドアを開ける 開いた刹那、2つの人影を捕捉してコート裏のナイフホルダーから牽制代わりに二本投擲する 無論、当たらないように狙いは外してあるがスレスレを通るコースだ 「「…っ!?」」 「貴様等、何も…の…」 俺の言葉は最後まで紡がれる事は無く、逆に硬直する なぜならば、そこに居たのはエプロン一枚のみと言う服装で正座しているリアス嬢と朱乃嬢で、その2人の膝の前に先程投げたナイフが突き立っていたからだ
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