序章 つばきひめ

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なんとか中にはいる事ができたがここからが問題だ 屋敷内の構造はすべて頭にいれてあるが、なぜだろう今日はやけに見張りが多い この前偵察でここに忍び込んだ時はこんなに多くはなかったはずだ それが今日は前の二倍は増えているだろうか? こうなったら見つかるのは時間の問題だ 「隠れていても見つかるのは時間の問題だ。ここからは堂々といく。死ぬんじゃねーぞ。無事任務を果たしたら約束通りの場所に来い、絶対だ」 姫は黙って頷いた 「じゃあいくぞ」 そして駆け出した 案の定すぐに 「貴様ら、何者だー!」 と見つかってしまったが そんなに叫ぶなよと言いたいところだが叫ぶのが普通だろ はぁ、と俺はため息をついた 人が集まってくるじゃねーか まぁ一気に片付けられるのは楽だ 取り敢えず俺はクナイを取り出し投げた そのクナイは敵の首めがけて綺麗に飛んでいき、綺麗に敵の首を斬った。 「侵入者だぁー!殿をお守りしろっ!」 と、どこからかそんな声がした ちっ、余計な事を ここにはあまり時間をかけられなくなった すると後ろに居た姫の叫び声が聞こえた
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