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小さい町にそれはそれは綺麗な桜が両方に千本ずつ咲き誇っていた。
人々はその桜並木をこう言った、千本桜と。
その桜は小さい奇跡を起こすと言われていた。
その桜が咲いている並木を通った人は、授からないと医者に太鼓判を押される程言われていた夫婦は千本の桜並木に思いを乗せ二人で通った後のこと一週間後に見事に一人目の子供を授かり二人は親となり家族水入らず今までの悩みが嘘のように楽しく暮らしている。
そしてある時は生まれ付き重い病気を持って余命宣告を受けていた絶望的な少女は最後にこう願ったという、「パパ・・・ママ・・・桜が見たい」とそして家族三人で仲良く手を繋いでその千本の桜並木を通った後時間は掛ったものの順調に回復して行った。
そして想いが強ければ強い程桜は応えるといい伝があった、願いの強さは想いの強さ、本当に思えば、信じればきっと奇跡は起きると昔から言われている。
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