序章

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序章

〈登場人物・1〉 藍藤竜哉(ランドウ タツヤ) 十六歳、男。 身長は170cmぴったり、女と見間違えるような顔立ちをしており、色白で華奢な体躯を白い着流しで包む。 髪は背に届く程に長い黒髪だが、毛先のみ紅いそれを結い紐で結い上げている。 目つき悪し。 言動は粗雑、行動は粗暴、思考はどこかトんでいると言う、ろくでもない破綻者。 考え方もやる事も極端で、自分の中で優先度が高いモノを守り、押し通す事に迷いがない。 また短気短慮な為、気づいたら窮地に、という事も少なくない。 ほぼ人間そのものだが、極僅かに軍神の血を宿す混血児。 実家が平安時代くらいから続く、退魔の業を伝える“鬼斬り”と言う職業を生業とする家柄。 何故神の血なんてものが宿っているかというと、この藍藤家の始祖が軍神であるが為。 それでも普通(?)に高校生活を送っていたのだが、自身を竜と称する少女・ルナとの出会いで運命が一変。 異世界ラインフィアに招かれ、竜たちとの契約者“龍騎士”となる。  が、当作品には本編でも影の薄い竜たちは一人として出て来ないはず。 残念。 術式や能力の使用が苦手なため、類い希な能力を完全に腐らせている。 メイン戦法は退魔の大太刀による白兵戦。
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