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俺は今まで使ったこと無いくらい頭をフル回転させた。
目の前のメチャクチャ可愛い女の子が、エロ本を参考書だと言う。
これはギャグか?それとも真剣に言ってるのか?それ以外の意味が?
そこで俺は閃いた。
表紙だけ違うんじゃないかと。
あれだけ可愛いと他の女の子からの嫉妬とか妬みは半端じゃないだろう。
嫌がらせとして表紙を変えられたのではないかと。
「俺にも見せてもらっていいかな?」
出来るだけ動揺してるのを感づかれないように、自然に言った。
我ながら演技上手だ。
「………」
女の子は何も言わずにベンチの端に寄った。
これは俺が隣に座って横から見ろってことなんだな?
「じゃあ…ちょっと失礼。」
うわぁ…凄いいい匂いがするぅ…
とろけてしまいそうな頭をなんとか落ち着かせて本を覗き込んだ。
普通にエロ本だった。
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