出逢いは唐突に

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あはは。バカじゃん俺。 意味とか無かったじゃん。普通にエロ本読んでたじゃん。 「…どお?」 軽くオーバーヒートしてる俺の頭は、女の子の言葉を理解出来なかった。 「どお?」 女の子は俺に『参考書』を見せつけてくる。 何が『どお?』なんだ?可愛い女の子にエロ本見せつけられて興奮するかって意味? それなら間違いなく答えはYESだ。 けどそんなこと関係ないってくらい頭の中で警報が鳴ってる。 『こいつは危険。一刻も早く離れるべき。』 誰が見ても異常だろこれは。 適当に返事して離れるのがベストだな。 「うん。まぁ…いいんじゃないかな?じゃあね!」 言った瞬間、俺は学校に向かって走り出した。 早くいつもの日常に帰りたかった。
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