ひかりのしょうじょ

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てんしに つれられ しょうじょは もとのせかいへと かえってきました てんしが たちさろうとしたとき しょうじょは てんしの ふくのすそを つかみました 「わたし りりす  あなたのなまえ おしえて」 「すぐに わすれるよ」 「おねがい」 てんしは すこしかんがえたおと ゆっくりと くちをひらきました 「しゃへる」 かれは そうつぶやくと ひかりとともに きえていきました そこには てんしのはねが いちまい のこされていました しょうじょは それをひろいあげ ほほえみを うかべながら はしりさりました
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