Epilogue

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椅子に鎮座する『彼』は言う。 「天界、それは天使の住む世界」 『彼』の周りを天使が飛び回る。 「魔界、それは悪魔の棲む世界」 『彼』の周りを悪魔が飛び回る。 「人間界、それは人間の住む世界」 椅子に鎮座する『彼』は言う。 「天使、それは神の使者として、人間に神意を伝え、守護する存在」 『彼』の周りを純白の羽が舞い散る。 「悪魔、それは神を誹謗中傷し、人間を誘惑する存在」 『彼』の周りを漆黒の羽が舞い散る。 「堕天使、それは天使から悪魔へと転身した存在」 椅子に鎮座する『彼』は言う。 「魔女、それは魔界と月の力を操る者」 白銀の月が『彼』を照らす。 「賢者、それは天界と太陽の力を操る者」 黄金の太陽が『彼』を照らす。 「人間、それは人間界を操る非力な者」 椅子に鎮座する『彼』は言う。 『彼』はゆっくりと目を見開き、地上を見下ろす。 『彼』の視線の先にいたのは…。
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