Epilogue

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一人の若者が無人の街を歩いていた。 漆黒の髪と、シルバーのペンダントが月の光に反射する。 もし、その場に人がいたのなら、誰もがその若者に目を奪われるだろう。 その若者は、人間離れした美貌を持っていた。 『♪~♪~♪~♪~』 不意に携帯の着信音が響き渡る。 若者は着信相手も確かめずに、携帯を耳に当て、その電話を待っていたかのように微笑みを浮かべた。
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