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一人の美しい人が携帯を片手に窓の外を見上げる。
漆黒の髪と、シルバーのペンダントが月の光に反射する。
もし、窓の外に人がいたのなら、誰もが彼女に目を奪われるだろう。
そのくらい妖艶で美しかった。
そんな彼女は、月を見上げながらとある人物と電話をしていた。
『……』
「…そう、わかったわ。じゃあ、またなにかわかったらよろしく」
『……』
「おやすみ」
彼女が電話を終え、ふと背後を振り向くと、そこには彼女に勝るとも劣らないほど美しい青年が立っていた。
青年はニヤリと微笑むと、彼女を傍らのベッドに押し倒した。
彼女は抵抗することなく、青年に押し倒される。
青年は彼女の髪を梳きながら、微笑みを浮かべた。
「Shall we a have a pleasant dream?」
青年の言葉に彼女はニヤリと微笑み、青年の腕を掴んだ。
それは、か弱い女性とは思えないほどの力だった。
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