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目を開くとそこは大きな白い空間。
右手には白いリングがついている…
周りには30人程の人が倒れていた。
10人ほどは意識があるようで周りの様子を確認している。
次々と倒れている人も起き上がり状況を掴めず慌てているようだった。
不意に隣から女の子の声が聞こえた。
「ねぇ…、」
そこには俺と同じ19歳くらいの女の子がいた。
「どうしたの?」
「私たちどうなるのかな…?」
いきなりそんなこと言われても…
「あ、ごめんね。私、モミジって言うの。山川モミジ。」
モミジ…か。
「俺は春過(ハルスギ)ナツキ。」
「ナツキくん…か。よろしくね。」
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