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すると部屋の電気が消えてスポットライトがつく。
「はい!!みなさんコンニチワっ!!」
部屋にいる全員がライトの方を見る。
「お困りのようデスネっ!!あ、困らせてんのワタシだっ!!こりゃ失礼!!」
ずいぶん変な喋り方だ。
外国人の真似をしてる中学生のような…
しかし見た目は華奢で中途半端なピエロのような格好。雰囲気からなんとなく日本人ではないことがわかる。髪の色は緑だ。
「おいっ!!ここはどこなんだ!!」
1人の男が怒鳴る。
「そんな大声出さないでクダサイ!!手厳しいデスネ…。じゃあ本題話しちゃいマス!!
これからみなさんには冒険をしてもらいマス!!ハイ!!」
冒険?
こいつふざけてるのか?
「ハイハーイ。では説明しますネ。ダケド!!ワタシの喋り方じゃ上手く聞き取れないと思いマス。なんで助手使っちゃいマス!!」
裏から地味そうな白衣を着た男性がでてきた。
「では説明させていただきます。まず、ここはみなさんが住んでいた地球ではありません。」
周りがざわつき始める…
「地球じゃないってどういうこと?」
どうやらモミジも戸惑っているようだ。
「ここは惑星ゲノム。みなさんの冒険の舞台となる場所です。みなさんの目的はゲノムの裏側に到達することですね。」
「私は地球に戻るわ!!そんなことしてられないの!!」
知らない誰かの声が次々と白衣の男に浴びせられる。
「みなさん。落ち着いてください。まず聞きたいと思うので地球に戻る方法を伝えます。方法は2つです。まず1つはお金を貯めてこの近くにある冒険案内所に行く。するとこの惑星から脱出し、余ったお金は地球に持ちかえれますよ。」
「金っていくらだよ!?」
「そうですね。5千万円です。」
嘘だろ?どこからそんな大金出せっていうんだ…
「お金はそうですね。惑星に住んでるモンスターを倒すとそのモンスターにもよりますが手に入ります。」
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