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「あなたの大切なものは全て運営側で管理させていただいております。ちなみにみなさんの大切なものにはこれがついてます。」
助手の男はポケットから黒い直方体の物体を取り出す。
「これは生命リンク式小型爆弾です。
そしてリンクしている命はあなた方自身。あなた方の右腕についているリングには様々な機能がついていますが生命リンク機能もその中の1つです。あなた方の生命反応がなければあなた方の大切なものは…ドッカーン。爆発です。助けるにはゲノムの裏側に行く事が条件です。
つまりあなたが死ねば大切なものも一緒に消える…」
ふざけてやがる…
「ちなみにお金を払って脱出しても爆発ですから注意してください。」
「そんな…」
モミジはただ固まっていた。男が殺されたのを見てしまった今、信じるほかないだろう…
「ハイハイハイ!!もー説明めんどくさいよネ。じゃあレッツスタートしちゃおっか!?」
ピエロがそういうと大きな扉が開く。
「それではみなさん、イッテラ!!」
「まだ説明が終わってませんがみなさんにはメールで送信します。右腕のリングを自分の前に持ってくるようにすると目の前にディスプレイが表示されます。詳細はそこで確認してください。そこでオプションなどの設定もできますんで。」
これじゃまるでRPGじゃねーか。
適当な事しやがって…
次々にみんなでていく。
「ナツキくん、私たちも行こう。」
「あぁ。」
ユイ…
兄ちゃん絶対助けてやるからな
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