小倉100∞1

２つの世界

俺達は武器が表示されているボタンを押した。

すると太刀が出現して俺の目の前で光を放ちながら浮かんでいた。それをゆっくりとつかむと光は消えて太刀の姿を確認できるようになった。

どうやらモミジも出し終わったらしく、銃を両手に持っている。

「さて、ちょっと街からでてみるか？ここにいても時間の無駄だし。」

「そうですね。」

どうやら武器を出すときに鞘が出現するみたいで、そこに太刀をぶら下げることができた。

ちなみにモミジはリングに戻したみたいだ。

「街の出口は東西南北の４方向にあるみたいだ。俺達が一番近いのは東だな。行ってみよう。」

東のゲートまでは約７、８０ｍといったところだろうか。かなり近い。

スタート時の所持金はどうやら10000円。

「ホントにモンスターがでるのかな‥。ちょっと怖い…」

モミジは俺の腕にしがみついている。
だが一番怖いのはモンスターよりも…

そう、プレイヤー殺しだ。