古本屋

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「対子理論」 意味のわからない、4文字の言葉がそこには並んでいた。 僕は、それを手に取り、本を開いた。 そこには、おおよそ、麻雀には似つかわしくない言葉が並んでいた。 いや、彼にとっては、似つかわしい、美しき言葉なのだろう。 その時、僕は思った。 そういえば、自分は、よく七対子をアガっていると。 もしかして、自分は、対子の下に生まれたのかと。 かくして、僕は、七対子に魅せられたのである。
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