記憶を無くしまして

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広い広い学園の校舎内 室内が広ければ扉や教室も多いわけで進むごとに存在していて 廊下には赤い絨毯という"豪華過ぎる学園"だなと改めて思った でもそんな豪華な校舎を何のお構い無しに全力で逃げ回る俺と 全力で俺を追い掛けて来る男たち はぁ、はぁっ… 休む暇もなく、 ずっと走り続けている訳なんだけど…… キツイっ……… キツいなぁあああ~~;;; 「はぁはぁっ…待ちやがれ根暗っ!!!!」 「…大人しく捕まりなさいよぉ。この根暗っ、馬鹿っ、アホーっ!!!」 「は…くっ…不細工の、分際でっ生徒会の皆様にぃ、近づかない、でよっ!!!!」 「ッ…はぁっ…馬鹿で不細工の癖に、…手間を欠かせやがって、只じゃ置かねぇー…、はぁ、んからなっ!!!」 あのー… 色んな意味でキツいんですが ε=┏(;´▽`)┛タタタタッ 俺に対して吐かれる言葉は 根暗、馬鹿、アホ、不細工… あれっ…? 痛たたたたた ………痛ったいなぁー …ものすっごく胸が痛いなああああぁああぁああぁ(。´;∇;`。) 何故追い掛けられながら傷つかないといけないんですか… 馬鹿とアホはマシだけどさ、不細工って… そんなに酷いのかよっ俺の顔??; 自分の顔覚えてないし 見てもないから分からないけどさ どんな酷い顔してても人の顔は変えようがないでしょうーがっ 生まれ持った顔何ですから 追い付かれないように走りながら後ろを振り替えると 恐ろしい程の数の男たちがゼーゼー言いながら追い掛けていた あれ…バテて来たか? 明らかに追い掛けて来るスピードが落ちていて差が広がっていた おっ これはチャンスなんじゃね ・+゚。(@゚▽゚@)゚+。・パァア 俺息切れしてるけど まだ大丈夫だし… これ実際いつ終わるか検討も付かないし もういっそのことどっかに隠れよ、そしてやり過ごしてしまおう!! おっしゃ、そうと決まれば何処かの部屋に逃げ込もう 丁度角を回ると沢山ある扉の中にドアが開いているのがあった 俺は躊躇もせず勢く 「ちょいと、失礼しますぅううぅうううう!!!」 突っ込んで入っていった
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