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……………………… 「お前と帰るっていうのもメッチャ久しぶりぢゃね?(笑)」 ……旬斗が突然話し出した。 「そうだねー…。」 彩乃は少し気まずそうに答える 「なぁ……俺たちってもう、戻れねぇのか?」 「ぇ…、ぇっと…、ごめんね、もう、好きな人できちゃった…。」 彩乃は少し下を向いて答える。 「ぇ…、そっか…そりゃそうだよなっ。ま、頑張れよなっ!!」 「ありがと…」 こう話しているうちにも寮につき、旬斗とはお別れになった 「じゃぁ、またな(笑)」 そう笑いながら去っていく旬斗の後ろ姿は、すこし 小さく見えた。 言ってなかったけど、旬斗とは中学の二年から三年の卒業するまでの1年間だけ、付き合っていたときがあった まぁ、付き合わない?みたいな子供の軽いノリだったんだけど… まさか、旬斗が本気だっただなんて気付かなかった… よく考えてみれば、別れを切り出したのも私だ 違う高校になるから別れよっかという軽い考えで別れた。 そう考えると旬斗には悪いことしたな… ちょっと罪悪感が私のなかに溜まった
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