やってきた

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10㎝程の黒い箱。箱を開くとその中に入っているのは研ぎ澄まされた細長く銀色に光る様々な針と、色鮮やかな無数の糸達 試しに一本づつとってみるとそれはまるで職人がしたてたかのような出来栄えに俺は思わず感嘆の声を発しました …うん、ソーイングセットですね サク 「…魔武器…で、いいんですよね?」 これ喜んでいいんですか? …とりあえず名前をつけましょう。名前をつければ魔武器の能力が分かりますから 何にしましょうかね? サク 「…ルキル」 あ、脳内に情報が流れてきましたね。へぇ… サク 「これは便利というか不便というか…」 まぁ、俺にピッタリの魔武器ですね。さっそく先生に報告しましょうか 寝ている先生を強制的に叩き起こして魔武器とその能力を紹介 先生曰く「チートだな」だそうですが…こんなのチートとは言えませんよ レイト 「あー!サクなんで先にすましてんだよー!見せ合うっていっただろ!?」 サク 「…あぁ、すいません」 レイト 「気をつけろよな!」 そんな頬をプクッとさせて怒られても… サク 「キモイとしか思いませんね」 レイト 「ん?なんか言ったか?」 サク 「使い魔召喚が楽しみですね」 レイト 「そうだな!」 出会ってまだ数十分、わかったことがあります。こいつ、あの爽やか君と同じ単純バカですね なら話ははやい サク 「楽しみですね。…ね?変態」 ? 「あぁ!!かっこよくて強いやつ出したいよな!」 レイト 「そうだよな!」 変態に任せましょう 逃げた?いいえ、戦略的撤退です
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