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友達も家族も魔力にも恵まれてなんでもできた僕には、ただ一つだけできなかったことがあった
それは恋愛。周りにはいつも幼馴染や友達の女の子がいたが、恋愛感情を持つことはなかった。だって大切な友達だもの
恋をしてみたい、と思いながら日々を全うしていたある日…使い魔召喚の日、僕は念願の恋をした
長い艶のある白髪、碧眼、陶器のように白い肌、右眼には眼帯…だけどそれが彼女の神秘さを倍増させていた。そんな彼女…セレスに僕は一目惚れした
声をかけようにもかけられなかった…でも、セレスは僕を見れくれていたんだ。だってよく目があうんだ。これって彼女も僕が気になってるってことだろ?
だから僕は告白した。けど断られた。なんで?…あぁ、そうか…彼の使い魔だから僕のところにこれないんだね?
きっとセレスは何度も解除しようとしたんだろう、けど主の彼に拒否されて酷い事をされたんだね。冷たい返事なのは僕を彼から庇う為……なんていじらしい
だから僕は彼に決闘を申し込んだ。彼女ばかりにさせてはいけない!彼女は僕が守る!!あの酷い奴から引き離すんだ!!
サク
「お前如きが母さんを呼び捨てにするんじゃなぁぁぁぁい!!」
開始の合図と共に彼…サクリフィス・ドリーハムがナイフを持って切りかかってきた。思った以上の素早さに焦って剣を鞘から引き抜いた
ガキン!と刃が交わる。相手の魔武器はナイフのようだ…
サクリフィスは直ぐに離れると鎌鼬を放ってきた。風属性か
僕はそれを大量の火属性の魔法で消して、剣を構え直す。そして【ファイアーアロー】10本を放った
彼が魔法をよけてる間に、全属性の僕は全ての属性魔法を準備する。剣の形をした属性魔法がそれぞれ100本…これを防げるのは学園の生徒会長くらいだろう
できた瞬間に全てをサクリフィスに発射した。彼が驚いた顔をした瞬間、彼は魔法に飲み込まれた
…僕の勝ちだ!!
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