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試合…めんどくさいですね
?
「サクー!試合しようぜー!」
サク
「いいですよ。変態」
?
「変態じゃねぇ!変態という名「はいはい、試合開始ー」うおぉぉぉぉおあ!?」
今俺の攻撃を変な動きで避けたこの変態の名は…どうでもいいですね
?
「ちょっ、タンマ!俺武器もって「それー」ぬおぉ!?」
ちなみに、俺の武器は槍です
授業で使う武器は全て木で作られた殺傷能力のないものばかり
…つまらないですね
サク
「永遠に…さようなら!」
ドガッ
?
「ぎゃふん!!」
ぎゃふん、てなんて小物っぽい悲鳴なんでしょう
サク
「やっと終わった…」
また試合とかめんどくさいですし単位は大丈夫ですし、授業が終わるまで寝てますかね
っと思っていたら
?
「なぁ!試合してないなら俺としようよ!」
…うわっ、めんどくさいのがきました
爽やかな赤髪に爽やかな目元に爽やかな口元に爽やかな性格に爽やかな着こなし
まぁなんとも勇者らしくてうっとうしい
サク
「向こうで女子があなたを見てますよ?誘ってほしいみたいですが」
?
「女の子と戦うのはちょっと…怪我とかさせたら嫌だし」
敵が女でもそうするのですか?実戦だったら死にますよ?バカですか?というか逆の考えは浮かばないのですか?
サク
「俺あんまり運動できないので、試合にならないと思いますよ?」
?
「そうか?さっき試合してるの見てたけどすげぇいい動きしてたじゃん。試合しようよ!」
…っち
サク
「俺体力ないんで」
?
「息切れ一つしてないよ?」
サク
「さっき攻撃くらってまだ痛いので」
?
「くらってなかったよね?」
サク
「精神的攻撃です」
現在進行形でくらってますがね
?
「そっか…まだ痛いのか。んじゃ今度やろーな!」
サク
「そうですね」
相手が単純で助かりました
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