使われない手鏡

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「おっ!?綾乃帰ってたのか、今日は店屋物だぞー何が食べたのか言って下さいな」 「お父さん、俺は寿司が食べたい!!」 「確かに私も食べたかも…」 寿司の意見に私も乗っかる。しめしめ…母さんは部屋から出てこない。 「寿司か~ヨシ!寿司にしよう!!」 「「ヤッター!!!」」 寿司百パーセント、嬉しいのなんの…あれ?母さんの部屋から??? 『寿司…寿司は駄目だからね?』 おわっ!?長い黒髪がゴーゴンと化して歪なオーラを放っている。顔が鬼ババーの如く表情…父さんはガタガタと震え、宗太はオシッコを漏らしていた。 私は寿司のカタログを手に持って、丁度電話を掛ける所だった。
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